平成28年度庄内の達人プロジェクト、高校生公益大生による「聞き書き」成果報告 Part.3 「かもびと」をみんなのエッセーのコーナーにアップしましたのでお知らせします。
 
平成28年度庄内の達人プロジェクト、高校生公益大生による「聞き書き」成果報告 Part.3 「かもびと」について
 
はじめに
 いにしえよりの歴史文化と、美しい自然・景観を誇る港町・加茂。江戸時代には庄内藩の外港、北前船による海運の要衝として栄え、明治よりは北洋漁業の基地としてにぎわいをみせてきました。
 そうした繁栄により築き上げられた文化と気質は、昔の盛況から遠く隔たった今日も、「人」を通して連綿と受け継がれています。
 平成26年より、東北公益文科大学「地(知)の拠点整備事業」では、「庄内の達人プロジェクト」を立ち上げ、庄内地方で活躍する様々なジャンルの「達人」たちに、高校生・大学生が「聞き書き」を行い、人を通して庄内の分化を発信してきました。
 この度第3回目を迎えるにあたり、より地域の範囲を絞って、鶴岡市加茂地区の方々への聞き書きを行いました。
 
 是非、地域の「人」の歩んだ歴史を通して、豊かな加茂の文化、そこで育まれた人情と気質を、改めて感じとっていただきたいと
私たちは思っています。
 
 今回の聞き書きには、山形県立加茂水産高等学校の生徒が参加しています。加茂水産高校で現在推進している、文科省SPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール)事業の一環として、地域の伝統漁業・漁法に関心を抱き、その担い手であった方々の聞き書きを行ないました。
 また、本プロジェクトでは加茂の若手住民からなる実行委員会を立ち上げ、加茂の達人と高校生・大学生を結び付け、その活動を地域に広める役割を担ってきました。
 こうした地域と地元高校との連携と、地域に暮らす人々の世代を超えた結びつきを通して、この冊子が完成しました。
 そしてここに登場する皆さん以外にも、加茂にはまだまだ様々な「達人」がいます。 今後も加茂の方々への聞き書きを続け、人を通した、分厚い加茂の歴史を積み重ねて
いきたいと思います。
 
 最後に本活動に関し、加茂地区自治振興会に物心両面で支えていただきましたことに、そして快く聞き書きに対応してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。
東北公益文科大学 地(知)の拠点整備事業   
「庄内の達人プロジェクト」実行委員会   
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目次
 1.加茂の海と共に生きる   田澤 紀太郎 さん(漁師、加茂磯見漁業組合)
 2.たくさんの船との出会い  加藤 達男  さん(漁師、加茂磯見漁業組合)
 3.好きなんです、加茂が。  東 和雄   さん(加茂地区泊町、町内会長)
 4.加茂をどーにがしねばね  田中 正志  さん(加茂地区自治振興会 会長)
 5.加茂水族館繁盛記     田澤 由喜  さん(鶴岡市加茂水族館)
 6.明日の仕事を保障する   田村 隆司  さん(加茂地区自治振興会副会長 手工鍛造業)
 7.海外航路から地域防災へ  斎藤 正哉  さん(鶴岡市消防団第三方面隊第11分団 前団長)
 8.熱中先生         長谷川 芳男 さん(元小学校教諭)
 
「庄内の達人プロジェクト」の概要
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