平成29年度 鶴岡市加茂地区「聞き書き」実施のお知らせです。
平成29年度 加茂「聞き書き」実施のお知らせ
〜聞き書きを通して加茂の「暮らし」を後世に伝えよう〜
「聞き書き」は、世代や職業を問わず、地域に生きる様々な方々を訪ね、お話を聞き、文章にまとめる一連の作業です。
東北公益文科大学では、これまでも庄内で活躍する人々を大学生、高校生が訪ね、「聞き書き」をする中で、地域がどのような人の思い、はたらき、関係性で成り立っているのかを知り、理解し、考えてきました。
(平成26年度は「食」、平成27年度は「地域づくり」をテーマとして聞き書きを行い、その成果をまとめました)
昨年平成28年度は、鶴岡市加茂地区自治振興会との協働により、加茂地区在住の方々に聞き書きを行い、発信しました。同地区は一大観光拠点である加茂水族館を有することはもちろん、江戸時代、荘内藩の第2の港町として栄えた歴史と伝統を誇る地域であります。
近年も「加茂古道の整備」など、住民主体で地域活性化に取り組むなど、意欲的な人材にあふれています。
本年度も引き続き、加茂での聞き書きを実施し、鶴岡市加茂の人的地域遺産の積み重ねを行ない、加茂の伝統・文化・生活の歴史を後世に伝えていきます。
この加茂地区で同地域在住者を中心とした若者や公益大学生によるサポートのもと、
高校生と庄内の多様な年齢・職業の方々が出会い、つながる場を創出し、地域の更なる発展はもちろん、地域活性化のモデルとして全国に発信していきます。
すでに大学生による聞き書きが始まっておりますが、加茂在住の皆様にはこの活動へのご理解をいただき、今年度もご協力いただけますよう宜しくお願いします。
主催:鶴岡市加茂地区自治振興会、東北公益文科大学庄内オフィス地域リーダー部会
共催:平成29年度庄内の達人プロジェクト実行委員会、山形県庄内総合支庁、
鶴岡市、酒田市、三川町、庄内町、遊佐町
後援:山形県教育委員会
協力:山形県立加茂水産高等学校
今後の実施スケジュール
平成29年8月22日(火)〜23日(水) 聞き書き研修合宿(一泊二日)
「聞き書き」のついての体験学習。加茂コミセンで行ないます。
8月下旬 聞き書きのための計画づくり
高校生、大学生が聞き書き対象の方について調べ、質問内容を考えます。
9月から10月 聞き書き対象の方を訪問し、聞き書きを実施
高校生、大学生が聞き書き対象の方を訪問し、インタビューを行ないます。
10月下旬から1月中旬 聞き書きの記録作成
インタビューの内容を書き起こし、記録をまとめます。
庄内の達人プロジェクト実行委員(加茂地区在住の方々)がサポートします。
1月下旬 聞き書きの記録提出締切
2月上旬から下旬 聞き書き対象の方へ報告
3月中旬 成果発表会開催
聞き書き作品は、記録集として冊子にまとめます。
なお、聞き書き研修合宿や勉強会、達人を訪問する際には、東北公益文科大学教員も参加・同行します。