平成28年12月7日(水)、油戸公民館にて権現講が行われました。

 

 この日、公民館の床の間に祀られた神々に参加者(男女問わず)が参拝し、出羽の山々をうたった唄をとなえます。 その後 湯殿山を参拝する5名が写真のように“くじ引き”で決められます。
最後に油揚げがふるまわれ和やかに講が進行していきます。

 この日決まった代表5名は翌年夏ころに油戸住民の五穀豊穣・家内安全・海上安全・大漁祈願などを祈念のために湯殿山を参詣します。

 権現講は毎年この頃行われ、その翌年湯殿山参りに行く代表者を決めています。

 この講は由緒ある行事で、昔は、女人禁制で男性がいる家は全戸講に入っていました。年に2回、一週間前から身を清め湯殿山参りに行き、その後北側にある境内権現様の前で先のうたをとなえ、報告しました。

 時代の流れで先に述べた様な形にはなりましたが、大切な行事として現在も守り続けられております。

 

 以上、加茂地区油戸在住の鈴木吉郎さんからお伺いさせていただきました、ありがとうございます。

 細やかではありますが、地域の五穀豊穣・家内安全・海上安全・大漁祈願などを祈念する湯殿山(神)との繋がりがずっと続けられていることは、素晴らしい事ですね。

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