平成28年10月25日(火)、県立加茂水産高等学校にて、第68回山形県海洋教育研究協議会が開催されましたので、報告します。

 

 会場は山形県立加茂水産高等学校で、議長は同校の佐藤校長です。二つの研究主題の発表と、その講評・助言に出席各位の報告や情報交換が約3時間に渡り行われました。

 

 発表―1) 「地域に根差した海洋・環境教育のあり方」

 加茂小学校 樋坂 校長先生が加茂小学校の遠泳会とヨット授業での地域の保護者や自治会や水産学校、地域のサポーターと一体となっての海洋教育の継続実践を話されました。また、来年度以降の小学校統合後の海洋教育の方法や在り方の問題提起をされました。

 発表―2) 「幼児期における海洋教育の在り方とは・・・」

 鶴岡市ちとせ保育園 羽生 園長先生が子供たちより前に園の職員が海・山・自然について理解する事。一次体験や学びの体験形学習から探究型学習に進む、それには、PTAや地域との連携が不可欠との様々な活動や取組の話でした。

 

 (パネラー) 東京大学の及川 幸彦氏より発表内容への講評や今後のアドバイスを話されました。 そのなかで、私たち地域住民やサポーターに、今の活動を継続し、更に大きな考え方 「持続可能な教育」・学びと創造の両輪に地域住民の参加。この事を進めるキーワードが、「ESD」・「パイオニア・スクール」・「ユネスコ・スクール」 の3つの言葉だそうです。

 下記はネット検索で表示されます。

  ESD :Education for Sustainable Development : 持続可能な開発のための教育。 これを実現するために考え、行動できる人材を育成する教育。

  パイオニアスクール:海洋教育パイオニアスクールプログラム :海の学びに取り組もうとする学校や教師の活動を確実に支援する助成制度です。東京大学と日本財団で年度毎に募集しています。

  ユネスコスクール:ユネスコの理念を実現するための学校。ユネスコスクールをESD推進拠点と文部省は位置付けています。

 将来の海洋教育に関心のある方は、ぜひネットで上記の3つのワードを検索して下さい。

 

平成28年度 第68回山形県海洋教育研究協議会 次第 進行

平成28年10月25日(火)13:30から16:30

山形県立加茂水産高等学校 会議室

 1 開会行事 13:30〜 進行 事務局 佐藤久哉

   開式の言葉       副会長 生田 浩樹

  (1)会長 あいさつ  会長  佐藤  淳

  (2)日程説明     事務局 佐藤 久哉

 2 研究協議 13:40〜 議長 会長 佐藤 淳

   研究主題「地域に根ざした海洋・環境教育のあり方」

    1)「加茂小学校と海洋教育」

        鶴岡市立加茂小学校 校長 樋坂 聡

    2)「幼児期における海洋教育の在り方とは・・・」

        鶴岡市ちとせ保育園 園長 羽生 充

 講評・助言

   東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター 主幹研究員

   日本ユネスコ国内委員会委員

   政府「持続可能な開発のための教育」(ESD)円卓会議議長

   地球環境学博士 及川 幸彦 氏

 

 3 報告・連絡・話題提供 15:30〜

  1)東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター

  2)鶴岡市教育委員会

  3)鶴岡市企画部政策企画課食文化推進室

  4)鶴岡市農林水産部農山漁村振興課

  5)庄内総合支庁産業経済部水産振興課

  6)庄内総合支庁全国豊かな海づくり大会推進課

  7)加茂地区自治振興会

  8)山形県セーリング連盟

  9)山形県立加茂水産高等学校

  10)その他

 4 その他

 5 閉会行事

    閉式の言葉     副会長 生田 浩樹

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