平成28年2月14日(日)午後1時30分より午後4時30分まで、加茂コミュニティセンター講堂にて、加茂地区公民館共同研修会が開催されました。
ご来賓の方々からの祝辞の後、各地で高齢者の社会福祉の向上などの課題に取り組まれております、東北公益文科大学の講師であります小関久恵先生から、「少子高齢化社会における高齢者が活躍できる地域づくりについて」ご講演をいただきました。
研修会次第
鶴岡市市民憲章唱和
1.開会
2.挨拶 実行委員長 代理 佐藤 進 氏
3.祝辞
鶴岡市コミュニティ推進課長 渡邉 健 氏
鶴岡市議会議員 尾形 昌彦 氏
加茂地区自治振興会会長 田中 正志 氏
4.来賓紹介
5.日程説明
6.講演
「少子高齢化社会における高齢者が活躍できる地域づくりについて」
講師:東北公益文科大学講師 小関 久恵 氏
7.懇親会
8.閉会
講演報告:「少子高齢化社会における高齢者が活躍できる地域づくりについて」
東北公益文科大学講師 小関 久恵 氏
◆東北公益文科大学 地(知)の拠点整備事業
目的:地域力結集による複合型課題の解決
地域課題解決を担う人材の育成 → 庄内モデルの発信
小関氏の役割
庄内地域の地域特性や地域資源(ヒト・モノ・シゼン)を活かした人材育成プログラム「庄内カレッジ」の中で、平成26年度より「庄内の達人プロジェクト」を実施・担当している。このプロジェクトでは、庄内地域で活躍する達人に、高校生や大学生が「聞き書き」し、地域の若者がサポーターになって、ともに地域を知り育ち合うことを目指して活動している。
大学の地域福祉コース講師として、家庭や地域の中で起こる子どもから高齢者までの福祉に関わる問題解決に携わる専門職「ソーシャルワーカー」(国家資格:社会福祉士)を育てています。
今回の講演では、酒田市日向地区の地域づくり活動の問題解決方法等の事例を紹介していただきながら、住民の方々によるワークショップの手法や地域課題解決に向けての展開方法について、丁寧に説明をしていただきました。
キーワード
①地域の主役である住民のみなさんの「問題意識」からスタートするという、地域課題プロセス
ワークショップ形式の地域支え合い研修会開催により、他の方といろいろな対話を行い、意見を伺いながら、「地域課題」を真正面から捉えるいい機会となった。
②課題解決に向けて自分たちで出来ることは、「居場所づくり」「除雪ボランティア」「防災・減災・災害時への対応」(東北公益文科大学との協働)と発見し、これを軸に自分たちで取り組んだ。
「正解」ではなく、「成解」(関係者が協働作業を通じて納得して得た問題解決)を求めていくことが大切