平成28年2月7日(日)午前9時30分より、加茂コミセン1階講堂において、景観回廊事業第4回ワークショップが開催されましたので、その概要について報告します。
東北公益文科大学の学生さんから、以下の4つのテーマによる、まち歩きマップの素案を発表していただきました。
①ノスタルジックな感じで
②加茂オリジナルの下水道マンホールデザインを表紙の真ん中に
③鶴岡市加茂ゆかりの著名人、茨木のり子さん、藤沢周平さん、森敦さんの加茂にちなんだ一文を掲載してみてはどうか
④あくまでも現在のまち歩きマップを補完する形で
以下は、東北公益文科大学、渡辺暁雄先生、担当学生の皆さんの発表の概要です。
「加茂マップ・リニューアル案」
1.マップのテーマ 〜景観メインのシンプルなデザイン〜
<設定理由>
・以前のマップは情報量が多すぎたため
・持ち帰ってもらえるようなデザインにするため
・加茂の美しい景観を引き立てるため
・現在調査研究中の「港町加茂景観八景」(加茂の文化遺産を愛する会)の成果を反映
2.全体的なイメージ
・形状はA3版 5つ折り(旧マップと同様)
・シンプル
・使用する用紙の色、素材は薄茶色でわら半紙に近いが少し和紙のようなイメージ
・寺社仏閣、観光ポイント等の詳細は旧マップを併用することで解決 →旧マップ修正(旧加茂中学校や加茂水族館情報等)
3.表紙について
・影絵のような「デザインマンホール」(秋野さん作)を利用させていただきたい。
・茨木のり子さんの詩の一部分を引用したい
4.裏表紙について
・アクセス情報、広域地図、問い合わせ先等を掲載
5.中開き1段目
・赤灯台物語
・加茂古道物語
・茨木のり子さんプロフィール
等々
6.中開き2段目・下方
・赤灯台から見た加茂の町並みのパノラマ(イラストの場合はドローイング手法で)
7.マップ内容について 1
・海からの視点
・立体的に(単純化されたイラスト、表紙の影絵調と連動)
・港町加茂八景(ビューポイントからの景観をイラスト化)
QRコードで加茂自治振興会HP「写真コーナー」と連動し詳しく解説していきたい
・写真 → イラスト化(新潟、野内さん作成のマップを参考に)
加茂八景、寺社仏閣、赤灯台、石垣、路地・小路、井戸、聴涛館、マル鳥、石名坂邸、
水神様、旧加茂トンネル、極楽寺など
8.マップ内容について 2
・徒歩移動距離、所要時間
・加茂水族館までのルート
・釣り情報(季節ごとの魚 ←QRコードで詳細情報をHPから)
・キャラクターを載せる(レインボークラゲ)
・記念になる「しおり」を挟んでは(田中会長より)
学生さんのプレゼンの後、3班に分かれてのワークショップを開催しました。
A班:表紙はマンホールデザインと茨木のり子さんの詩「お経」の一部分を載せたらどうか
手書き風マップは、少しナナメにひねってお不動様を載せてはどうか
B班:見開きは文字と写真を組み合わせてインパクトのあるものに
赤灯台からドローンにて加茂のパノラマ写真を撮ってはどうか
中開きに赤灯台が立体的に立ち上がる仕組みを組み入れてはどうか
パンフレットを加茂水族館にもおいた方がいいのではないか
C班:表紙は詩を入れずにシンプルにしてはどうか
パノラマ風景は白灯台からの眺めもいいかも
マップ内に井戸やカニ屋さん(協和丸さん)、斎藤医院を入れてはどうか
パワースポットも入れた方がいいかも