平成28年1月19日(火)午後7時より、加茂地区婦人防火クラブ研修会が加茂コミセンで行われました。

 

 「119」のこの日に行われた研修内容は、「乳児・小児対応の心肺蘇生」と「冬季火災についての講話」でした。

 講師は、西分署救急隊員の羽田さん。暖冬で雪が降らないと思っていた矢先、今季最大の寒波が来るという時に行った研修会。西分署の方は災害に備えて待機している状態だということで、今回はお一人で研修を引き受けていただきました。ありがとうございました。

 

 最初に行った乳児・小児の心肺蘇生法ですが、防火クラブメンバーにもお孫さんがいらっしゃる方が多数いらっしゃったので、勉強になったのではないかと思います 。今までも研修会で心肺蘇生法は行ってきましたが、成人の方のみで乳児・小児は行っていませんでした。ぜひともこの機会にと今回西分署さんにお願いをしました。

 行う内容は同じでも、何が知りたいかというと乳児・小児の場合の力加減です。抱っこしただけでも壊れそうな赤ちゃんをどの位の力で心臓を刺激すればいいのか。どの位の息を吹き込めばいいのか、恐る恐るといった感じでした。行うのは人形の赤ちゃんですが、実際本当の乳児で行った時のことを考えると、ベテラン防火クラブ員でも手が止まってしまうようです。西分署の羽田さんもおっしゃいましたが、

「これを学んでも、実際蘇生法を行ないたくはない。」

 いざというときの為に私たちは身に付けておこ うと思いますが、活用する時が来ないように願いながらの研修でした。

 

 最後に、冬季火災について先月の12月に起きた藤島での火災を例にお話ししてくださいました。風は強かったものの、火災が広がることもなく鎮火したとのことです。

 強風にあおられた火の粉が遠く離れた建物にまで火を着けてしまう恐怖は、加茂住民であればいつも頭によぎることだと思います。家が密集した加茂で、一軒から火が上がれば何軒もの家が火災の犠牲になると考えられます。

 ここで大事なのが、火災警報器です。今鶴岡市でも警報器の設置に力を入れていますが、設置率が80%を超えたということでした。ただ設置すればいいのではなく、各部屋、階段、台所と寝ていてもすぐに火災に気 づける正しい場所に設置することが大切だと伺いました。

 

 今年度婦人防火クラブとして最後の事業となりましたが、西分署さんのおかげでよい研修会となりました。

 また来年度も、加茂地区を守れる婦人防火クラブとして活動していきます。クラブ員の皆さん、お疲れ様でした。

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