現在、鶴岡市加茂地区自治振興会では、山形県、東北公益文科大学、庄内総合支庁とタイアップして、景観回廊モデル事業を行っており、その中で新しい「加茂地区のまち歩きマップ」を作成する予定にしています。
報告が大変遅くなりましたが、昨年末にワークショップや地域課題解決全国フォーラムへの報告、新潟在住の観光カリスマ・野内氏のまちあるきマップづくりの講演等々がありましたので、時系列で報告させていただきます。
平成27年11月22日(日)午前9時30分より加茂コミセン1階講堂にて開催された、第3回景観回廊モデル事業ワークショップについて報告します。
はじめに加茂地区自治振興会、田中正志会長のあいさつ
〜新加茂の遺産を愛する会に参加して、加茂って面白い所だということを実感。
日本に無いようなまち歩きマップ作りをしていきたい〜
ワークショップコーディネーター、東北公益文科大学 渡辺暁雄准教授より
鶴岡市加茂地区まち歩きマップは、平成23年度に作成し、平成25年度に改訂しているが、情報が古くなって来たため、加茂地区の皆さんと一緒にリニューアルを考えていきたい。
東北公益文科大学の学生の皆さんによる加茂地区フィールドワーク(平成27年10月9日午後1時より4時)結果報告
<知見>
・まち歩きマップとホームページがリンクしていないところがある
・マップの情報と実際の地点を表す番号が見辛い
・マップに距離や所要時間、高低差を記載した方が良い
・折角、赤灯台が住民の力で残ったのだから、それをアピールすべき
・各地点のポイントとなる箇所に看板があると分かり易い
・小路について風情があって良かった。こうした資源を活かしてはどうか
<提案>
・自治振興会ホームページと連動させる
・QRコードの活用
・テーマを決めて、それに沿ってマップを作成する
・新たなコンテンツ(赤灯台、茨木のり子氏の菩提寺等の情報他)を組み入れる
・各種SNSの利用
・観光客が記念としてとっておくようなマップを作ってほしい
ワークショップでの意見等
・鶴岡市加茂がどういう歴史をたどってきたのか。今の加茂に至る経緯をマップに記してはどうか
・海からの価値地区のマップを鳥瞰図風に載せてみてはどうか
・歴史の町加茂をテーマに、マップをアバウトにして、足りない情報は「QRコード」でホームページとリンクさせて、詳細説明を行っていけばいいのでは
・レインボークラゲをマップの案内人にするとか
・まち歩きモデルコースを3つ位載せてはどうか(30分、1時間、2時間)
・テーマ毎に複数のマップを作ってみてはどうか
・寺社欄に住職がいるかどうかの情報も載せていきたい
・「ブラタモリ」さんで取材を受けてもらえるようなマップづくりを!
最後に渡辺暁雄先生から
次回のWSでは、新潟の事例を紹介しながら、新しいマップの案を学生と一緒につくりながら持って来たい、との事でした。