時は、平成27年1月12日(祝)午後2時9分15秒、突然の静寂をひきちぎる、ガラスが破れる大音響だった。

 音の方向を探して、寺の庫裏の玄関に行ってみると、上のガラスが割れ、床一面にガラスの破片が広がっていた。

 よく見るとガラスの向こうには、目を閉じ、静かにうずくまって、じっとしている雌のキジがいるではないか。大問題と思い、軍手をして後方からキジを捕まえたが、凄い力で羽をばたつかせ、暴れた。

 抱いてみると、とても太ったいい肉付きのキジでした(ワクワク)

 

 これは久しぶりに「キジ鍋」だと少し心の中で思いましたが、仏につかえる身として「ダメヨ〜ダメっダメっ」と思い、我に返り、そっと太子堂の前におきました。

 

 しばらく身動きもせず、他の動物等からおそわれなければいいなぁと思っていました。

 約30分後に様子を見に行ったところ、人の気配で本堂の後山に飛んでいきました。これでめでたし、めでたし。

 しかし、キジさん、キジさん、ガラスはどうするんだ!

 今度来る時、ガラス1枚持参で来てくれ〜(笑)

 

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 浄禅寺住職、西方信夫さま、いつもご投稿ありがとうございます。お怪我が無くて幸いです。

 ガラス以上のキジの恩返しもありそうな、いい出来事ですね。当たりの良い、いい年になりますよきっと。