平成26年2月10日(月)、山形県立加茂水産高等学校にて、マルキュー株式会社の疑似餌作りの専門家である長岡寛氏を迎えて、魚の生態や疑似餌についてなどの講義と疑似餌の製作が行われました。
今回は何度も解かして繰り返し使用可能な可塑性プラスチックを使ったワーム作りで、なんと本日(2月10日)マルキュー㈱さんで発売されるものと同じものを作れるといういう幸運な授業でした。
作り方は樹脂(可塑性プラスチック)を加熱し、注射器のようなものに入れ、金型へ注入。これは実際の製品作りの際に試作用に作られた、いわゆるプロトタイプですから本当に製品と同じ形になります。しっかり圧をかけて...完成。
このワームは魚の口に2つに折れ曲がりやすいように開発されたものだそうです。
マルキュー㈱さんではこの疑似餌だけでなく、数多くの釣り餌やつり用品を扱う会社ですので、加茂にもこのワームを使って釣りをされる方もいらっしゃるのではと思います。
日々魚の生態の研究をし、より釣りやすい餌の開発に力を注いでいるそうです
「釣り餌の科学」講義と実習
日程:平成26年2月10日(月)8時50分~11時40分
内容:「釣り餌の科学」講義と実習
場所:加茂水産高校科学実験室
内容:疑似餌作りの専門家長岡寛氏を講師に迎え
疑似餌(ワーム)作りを通して魚の生態について学ぶ
対象:2年海洋技術科航海系、2年海洋資源科食品系 22名
及び職員など8名
本日(2月10日)発売のワームを頂きました。何か魚が好きそうな匂いが付いています...
長岡 寛 さん プロフィール
1960 東京都出身
1982 北里大学水産学部「現在・海洋生命科学部」卒業
同年 マルキュー(当時の小口油肥株式会社)に入社
営業部を経て、研究開発に 「チヌパワー」や「グレパワー」の開発に携わる
1993 業界初の味と匂いのついたワームー「エコギア」を開発
2001 業界初の生分解ワームを開発
現在は企画部・東京海洋大学・フィッシングカレッジで講演
「つり餌の科学」ほか釣り雑誌など執筆。
TBS飛び出せ科学君 BS朝日・ぼくらの地球などTV出演多数